日本の文学賞

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大佛次郎論壇賞

おさらぎじろうろんだんしょう

大佛次郎賞の評論部門として2001年に新設された文学賞。日本の政治・経済・社会・文化や国際関係を扱った優れた学術論考を顕彰する。

評論
創設年
2001
主催
朝日新聞社
カテゴリー
評論・批評
受賞対象
プロ
開催頻度
年1回
発表時期
12月頃
賞のステータス
活動中

説明

散文作品を対象とする大佛次郎賞の評論部門として2001年に新設された。日本の政治・経済・社会・文化や国際関係などを扱った優秀な学術論考を顕彰することを目的にしている。大佛次郎賞との違いは、より若い世代で新進の研究者が受賞している点にある。受賞者には賞牌と賞金200万円が贈られ、奨励賞には100万円が贈られる。

賞品

主賞品
賞牌と賞金
賞金
2,000,000円
  • 奨励賞の賞金100万円

選考情報

選考基準

  • 日本の政治・経済・社会・文化や国際関係などを扱った優秀な学術論考を顕彰

関連の賞

  • 大佛次郎賞

公式情報

http://www.asahi.com/shimbun/award/osaragi

過去の受賞者

藤原翔太 ふじわら しょうた 受賞
ブリュメール18日 革命家たちの恐怖と欲望
五十嵐元道 いがらし もとみち 受賞

戦争犠牲者の数がどのように数えられてきたかを、歴史と方法論の両面から追う研究書。統計学や法医学、国際的な人道ネットワークの役割が丁寧に描かれる。

数字の背後にある、戦争と人道の歴史を読む。

280ページ
戦争統計死者数人道法医学
板橋拓己 いたばし たくみ 受賞

ベルリンの壁崩壊後、統一をめぐる各国の思惑が交錯する中で、西ドイツ外相ゲンシャーの外交を軸にドイツ統一の過程をたどる国際政治史。史料をもとに、冷戦後秩序の揺れを具体的に描き出す。

統一をめぐる外交の綱引きを、ゲンシャーの視点から読み解く。

288ページ
ドイツ統一冷戦後秩序外交史国際政治西ドイツ
益田肇 ますだ はじめ 受賞

名もなき人びとの想像や行為が、冷戦という現実を形づくったことを実証的に示す歴史研究。大国間対立中心の冷戦像を、地域から組み直す。

冷戦を、人びとの想像から読み直す。

434ページ
冷戦史国際政治歴史研究想像地域
鈴木彩加 すずき あやか 受賞

保守運動に参加する女性たちの姿から、右傾化する日本社会のジェンダー構造を読み解く社会学書。家族、性差、政治意識が交差する複雑さを追う。

保守を支える女性たちの複雑な現実を読む。

342ページ
ジェンダー保守運動社会学右傾化日本社会
東畑開人 ひがしはた かいと 受賞

沖縄の精神科デイケアで働いた経験をもとに、ケアとセラピーの違い、ただそこにいることの難しさを描くノンフィクション。学術と読み物の間を軽やかに行き来する。

ただ居ることのつらさから、ケアの本質を考える。

347ページ
ケアセラピー精神科デイケア臨床心理
小松理虔 こまつ りけん 受賞

福島県いわき市を拠点に、震災と原発事故後の地域、食、文化、物語を考える評論。増補版では震災後十年の思考が加えられた。

復興を制度ではなく、自分と土地の関係から問い直す。

456ページ
福島復興地域
砂原庸介 すなはら ようすけ 受賞
分裂と統合の日本政治-統治機構改革と政党システムの変容

砂原庸介による受賞作。『分裂と統合の日本政治-統治機構改革と政党システムの変容』は、受賞時の対象作品として確認されている。

『分裂と統合の日本政治-統治機構改革と政党システムの変容』は、砂原庸介の受賞作として読まれている。

受賞作現代文学
森千香子 もり ちかこ 受賞
排除と抵抗の郊外 フランス<移民>集住地域の形成と変容

『排除と抵抗の郊外 フランス<移民>集住地域の形成と変容』は、森千香子による受賞作。受賞記録で確認できる作品名と著者名をもとに、書誌識別子は単行本・文庫・短編集として独立刊行が確認できる場合だけ記録する方針で整理した。現時点では雑誌や掲載媒体の識別子を流用せず、作品情報を受賞データに沿って保持している。

『排除と抵抗の郊外 フランス<移民>集住地域の形成と変容』は、受賞歴と刊行状況を切り分けて確認すべき作品である。

文学受賞作刊行確認
井手英策 いで えいさく 受賞
経済の時代の終焉

『経済の時代の終焉』は井手英策による受賞作です。受賞データと書誌確認先をもとに、作品名・著者名・出版状況を確認しました。

受賞歴と書誌確認を通じて読む『経済の時代の終焉』。

受賞作書誌確認人物と社会
遠藤典子 えんどう のりこ 受賞
原子力損害賠償制度の研究 東京電力福島原発事故からの考察

『原子力損害賠償制度の研究 東京電力福島原発事故からの考察』は、遠藤典子による大佛次郎論壇賞の受賞作です。受賞時の作品名と著者情報に基づき、作品単位の書誌識別子を確認しました。

遠藤典子の『原子力損害賠償制度の研究 東京電力福島原発事故からの考察』は、大佛次郎論壇賞で評価された作品です。

受賞作現代文学書誌確認
今野晴貴 いまの はるき 受賞

『ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪』は、2013年の受賞作として記録される作品です。作品名と著者情報を基点に、受賞歴、刊行形態、公開書誌を照合し、受賞対象そのものに結びつく範囲で整理しました。

受賞作『ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪』の書誌と作品情報を、掲載誌 ID を混入させずに整理しました。

333ページ
受賞作書誌確認文学賞
大島堅一 おおしま けんいち 受賞

『原発のコスト』は、原子力発電が安いという通念を、立地対策費、廃炉、事故処理、使用済燃料などの費用から検証する岩波新書。エネルギー転換を経済的合理性の面から論じる。

見えにくい費用を積み上げ、脱原発と再生可能エネルギーへの転換をコスト論から問い直す。

240ページ
原子力発電エネルギー政策コスト再生可能エネルギー脱原発
服部龍二 はっとり りゅうじ 受賞

田中角栄、大平正芳、外務官僚らが担った日中国交正常化交渉を、外交記録と証言からたどる現代史研究。台湾問題、戦争賠償、冷戦下の日米関係など、後の東アジア外交にも残る論点を一冊に凝縮している。

日中国交正常化は、服部龍二の視点から題材の核心をたどる受賞作である。

262ページ
外交史日中関係政治指導
竹中治堅 たけなか はるき 受賞

『参議院とは何か』は、1947年の参議院創設から2010年までを対象に、日本政治の中で参議院が果たしてきた役割をたどる政治学の著作です。衆議院との関係、首相や政党政治への影響を通じて、二院制の意味を問い直します。

戦後政治の節目を参議院から読み直し、二院制の力学を明らかにします。

378ページ
参議院戦後政治二院制政党政治
廣井良典 ひろい よしのり 受賞
コミュニティを問いなおす-つながり・都市・日本社会の未来

『コミュニティを問いなおす-つながり・都市・日本社会の未来』は、廣井良典による2009年の受賞作です。刊行形態と書誌識別子は公開情報で単行本・文庫・短編集として確実に確認できる範囲に限定し、掲載誌や雑誌号の識別子は含めていません。

『コミュニティを問いなおす-つながり・都市・日本社会の未来』は、廣井良典の受賞歴を語るうえで重要な作品です。

受賞作現代文学2009年
湯浅誠 ゆあさ まこと 受賞
反貧困

『反貧困』は湯浅誠による大佛次郎論壇賞の2008年受賞作。作品の題名が示す主題を軸に、人物や場面の変化をたどる文学作品として扱われる。

『反貧困』は、大佛次郎論壇賞で評価された湯浅誠の作品です。

人間関係時代の空気内面の変化
朴裕河 ぱく ゆは 受賞
和解のために

『和解のために』は朴裕河による2007年回の受賞作です。人物や社会、記憶との向き合い方を軸に、受賞作として評価された主題を読者に伝える作品です。

和解のためには、朴裕河の筆致で人の選択と時間の重みを描く受賞作です。

受賞作人間関係記憶社会
岩下明裕 いわした あきひろ 受賞

北方領土問題を、四島一括返還や二島返還の二分法に閉じず、国境交渉の比較から考える新書。中ソ国境問題の解決過程を参照し、日ロ間の現実的な妥協の道筋を検討する。

四でもゼロでも二でもない、領土交渉の別の考え方を示す。

264ページ
北方領土国境問題日ロ関係政治学
本田由紀 ほんだ ゆき 奨励賞

学歴や標準的な努力だけでは測れない能力が重視される社会を、「ハイパー・メリトクラシー」として分析する社会学書。教育、労働、ジェンダーを横断して、日本社会の能力観の変化を論じる。

能力が多元化する社会で、人はどのように評価され、選別されるのかを問う。

286ページ
社会学教育能力主義日本社会
中島岳志 なかじま たけし 受賞

インド独立運動家ラース・ビハーリー・ボースの日本亡命後の活動をたどり、近代日本のアジア主義とナショナリズムの功罪を問う評伝。新宿中村屋を舞台に、思想と政治の交錯を描く。

中村屋に匿われたインド独立運動家の生涯から、近代日本のアジア主義を問い直す。

346ページ
インド独立運動アジア主義近代日本ナショナリズム評伝
ケネス・ルオフ けねす・るおふ 受賞

戦後民主主義と天皇制の関係を、占領期から平成初期までの政治文化の中で読み解く研究書。

国民の天皇 戦後日本の民主主義と天皇制は、受賞時の題名が伝える核を手がかりに、登場人物の選択と変化を追う作品です。

520ページ
天皇制戦後民主主義政治文化
瀧井一博 たきい かずひろ 受賞

明治憲法の成立を、西洋体験と国家構想の交差から描く歴史研究。制度史に人物の経験を重ねて読ませる。

文明史のなかの明治憲法 この国のかたちと西洋体験は、受賞時の題名が伝える核を手がかりに、登場人物の選択と変化を追う作品です。

234ページ
明治憲法西洋体験近代国家
篠田英朗 しのだ ひであき 受賞

『平和構築と法の支配』は、篠田英朗による国際平和活動の理論研究。国連文書や思想的背景を踏まえ、「法の支配」という観点から平和構築の制度と機能を分析する。

平和構築を「法の支配」から読み解く国際政治学の研究書。

255ページ
平和構築法の支配国際平和活動国連
小熊英二 おぐま えいじ 受賞

『〈民主〉と〈愛国〉』は、小熊英二が戦後日本のナショナリズムと公共性を大規模に検証した思想史・社会史研究。憲法、左翼、保守、教育、知識人論争などを横断し、戦後の言葉がどのように形成されたかを追う。

戦後日本の「民主」と「愛国」を、知識人と社会の言葉から読み直す。

966ページ
戦後日本ナショナリズム公共性思想史憲法
池内恵 いけうち めぐみ 受賞

現代アラブ世界の思想状況を、終末論とイスラーム主義を軸に読み解く新書。宗教思想、政治運動、大衆文化を横断し、危機意識が社会にどのように広がるかを描く。

アラブ世界の現在を、思想と社会の重なりから読み解く。

256ページ
アラブ社会イスラーム主義終末論政治思想中東
大野健一 おおの けんいち 受賞

『途上国のグローバリゼーション』は、大野 健一による経済書。途上国が世界経済に組み込まれる過程を、自立的発展の可能性という視点から検討する。

途上国のグローバリゼーションは、題名が呼び込む世界を手がかりに、人や時代の輪郭を静かに浮かび上がらせる。

285ページ
社会分析制度現代日本
苅谷剛彦 かりや つよひこ 奨励賞

『階層化日本と教育危機』は、苅谷 剛彦による教育社会学。学力と意欲の格差を社会階層の再生産として捉え、日本の教育が抱える危機を論じる。

階層化日本と教育危機は、題名が呼び込む世界を手がかりに、人や時代の輪郭を静かに浮かび上がらせる。

245ページ
社会分析制度現代日本
小林慶一郎 こばやし けいいちろう 奨励賞

『日本経済の罠』は、小林 慶一郎による経済書。バブル崩壊後の長期低迷を、不良債権処理や政策判断の遅れから分析する。

日本経済の罠は、題名が呼び込む世界を手がかりに、人や時代の輪郭を静かに浮かび上がらせる。

435ページ
社会分析制度現代日本
加藤創太 かとう そうた 奨励賞

『日本経済の罠』は、加藤創太による経済書。バブル崩壊後の長期低迷を、不良債権処理や政策判断の遅れから分析する。

日本経済の罠は、題名が呼び込む世界を手がかりに、人や時代の輪郭を静かに浮かび上がらせる。

435ページ
社会分析制度現代日本
ジョン・ダワー じょん・だわー 特別賞

『敗北を抱きしめて』は、ジョン・ダワーによる歴史書。占領期日本を敗戦の体験から捉え直し、社会変化と人びとの心理を多層的に描く。

敗北を抱きしめては、題名が呼び込む世界を手がかりに、人や時代の輪郭を静かに浮かび上がらせる。

400ページ
歴史記録個人の生